mokomokorabitsの日記

ハイヒールやフレアスカートが似合う女性を目指したい

親心の難しさについて

今週のお題「怖い話」

 

なんだか億劫になってしばらく更新をさぼっていた。

一週間ほど前から実家に帰省している。明後日もどって、しばらく自粛するつもり。

友達に会ったり研究室に行ったりしたいけど、大学の所在地よりも人口規模としては大きな県に実家があるので、もしコロナに感染していたらと思うと人と会うのはやっぱり躊躇う。私みたいな若い世代は特に、感染するより、人にうつしてしまうほうがよっぽど怖い。連日コロナ差別のニュースを見ていてつくづく思う、コロナより人間のほうが怖い。「怖い話」というテーマで真っ先に思いついたのはこのことだ。

 

 

ここ1週間、実家に帰省してから、人に言えないくらいのだらだら生活を送っていた。

一応勉強道具は持ってきているけど、まっっったくやる気は起きない。

大学生になって一人暮らしを始めて4年目、私は、一週間以上帰省したことがない。

夏休みや春休みなどの長期休みでも最長1週間、就活や成人式といった行事で帰ってくるときは3日ほどしか滞在しないこともある。両親はいつも、もっと居ればいいのにと言うし、帰省にかかる交通費などを鑑みてももっと実家に滞在したほうがなんとなく元が取れる気分はする。

バイトを1週間以上休むのは気が引けるから、とかなんとか理由をつけて親をかわしているけど、実のところは、そんなに長く実家にいたくないというのが本音だ。

私の家は狭く、部屋が少ない。実家には私の部屋はない。だから受験勉強をしていた高校時代から、あまり家を勉強場所にせず学校の自習室や塾で勉強していた。そのせいか今も、実家でレポートを書いたり勉強したりすることができない。

というのは言い訳で、ただ単純にやる気が出なくて集中力が足りないだけなんだけど。

とにかく実家にいると、卒論ややるべき勉強がまったくはかどらない。かと言って、じゃあ開き直って実家にいる間はとことんダラダラしようと腹をくくれるほどの思い切りがなくて、妙なところで真面目な私は、実家にいる間、やるべきことがあるのにダラダラしているという罪悪感を常にひしひしと感じることになる。

もう一つ、実家に長居しない大きな理由は、正直なところ、親(特に母親)が厄介だからだ。

決して母が嫌いなわけではない。私が帰省すると、美味しいものをたくさん食べさせてくれるし、実家で暮らしていた高校生までの頃と比べると格段に優しい。普段一人暮らしをしているだけあって、話をきいてもらうのも母の話を聞くのも楽しい。

でも、相手が自分の意に反することをしたらすぐ機嫌を損ねるところや、気が短いところ、頭のいい子供がそのまま母親になったようなところはやっぱりずっと変わっていなくて、疲れるな、と感じることが多々ある。

 

自分で言うのもなんだけど、私は昔から聞き分けのいい子供で、好き嫌いも少なく、母が作った料理はなんでも美味しいと言ってたくさん食べていた。母の中で私はいつなんどきもよく食べるイメージで、だから、帰省した時にいつもより少し食べなかっただけで、すごく残念そうな顔をされる。「せっかく作ったのに」とか「どうしたの調子悪いの?」という言葉を投げられる。私は高校生になったあたりから毎年夏は夏バテで食欲が落ちるのだけど、母は毎年それを忘れる。毎年、私は「夏バテしてるから」とまるで私が悪いことをしたみたいに説明して、でも母に心外だみたいな顔をされるのが嫌で、結局少々無理をして、食欲がなくても食べる。それが続くと1週間でもきつい。母のほうはあくまで善意で私の好きなメニューを作ったり買ってきたりしていると知っているから、尚更無下にできない。

他にも何かと母には気を遣う。繰り返すけど母が嫌いなわけではない。帰省した時にできるだけたくさん食べさせたいと思うのは純粋な親心だと知っている。私がここまで育ってこれたのも大学に通えてるのも母のおかげだと痛感しているし、もちろん感謝している。でも、感謝しているからこそ、嫌いにはなれないからこその難しさがある。自分が間違っているなんて露ほども思っていない母のそぶりに一種の怖さすら感じることもある。両親と妹、家族の中で話すのが一番楽しいのは母だけど、同時に、一番わかり合えないと思うのも母だ。親はありがたくて、でもやっかいだ。他人みたいに、気が合わないからという理由では簡単に距離を置けないし、こちら側には育ててもらった恩が一生、ついてまわる。でもやっぱり、親は大切だ。がっかりさせたくないし心配かけたくない。

 

昨日下宿に帰ってきた。「食べないと悪い」状態から解放された反動で、まったく食欲がない。自分一人だと食生活がおろそかになる。

残りの夏は体壊さない程度に食べて、年末年始に帰省したときはもりもり食べる姿を親に見せられるように夏バテ回復を目指す。

 

「怖い話」というテーマだったはずなのに途中から話が全然違う方向にずれてしまった。。連日の暑さのせいで思考力が落ちている。