mokomokorabitsの日記

ハイヒールやフレアスカートが似合う女性を目指したい

新入社員がおうち時間に考えたこと

 

今週のお題「おうち時間2021」

 

この春から社会人になった。

3月末から研修が始まり、4月なかばに初任配属先に引っ越してきて、今の家に住むようになって3週間ほどが経った。早起きから始まり、慣れないことだらけで疲れるけど、上司にも先輩にも恵まれて、今のところ「仕事がつらい」という状態にはなっていない。少しでも早く戦力になりたい。

 

朝6時に起きて、7時半に家を出て、19時前に家に帰ってくる。忙しいけどその繰り返しの1週間は意外と早い。まだ何もかもが新鮮だからかもしれない。金曜日の夜の嬉しさも、日曜日の夜の絶望(大げさ?)も、働き始めて2週間で早くも実感している。

今のところ、平日の夜は、仕事から帰ってから何かをする気にはまったくなれない。お風呂入ってご飯食べて寝る。たった3か月前の大学生のころは、日付を回って1時2時に寝ることも日常茶飯事だったのに、今や23時には寝る。というか起きていられない。

ありきたりだけれど、今の私と同じ8時半から17時半のフルタイムで働いて、そのうえ朝5時起きで家族分の弁当を作り、仕事から帰ってから家族の夕飯を作り、その他もろもろの家事もこなす母のすごさをしみじみと感じる。

 

でも、社会人って良いなと思うこともある。ひとつは当然、今までとは桁違いのお金が手に入ること。そのぶん出ていくお金も多いけど。

そしてもうひとつは、毎日仕事に行っているだけで、とりあえず自分を褒めてあげられること。

大学生の頃は、学生の本分は勉強と言いつつも、いかに学生という身分を満喫しているかが勉強よりも大切だった。少なくとも私の中では。いや、たぶんほとんどの私の周りの人たちにとっても。

サークル、飲み会、海外旅行、バイト、彼氏彼女。大学生活の価値をはかるのはそんなものじゃないって頭ではわかっているのに、自分よりもきらきらしている人たちを見かけては、何とも言えない劣等感を覚える。自分なりに大学生活を楽しんだはずだし、そこで出会った友達も先輩も後輩も好きなのに、自分が持っていないものや経験していないものを持つ友達が近くにいると、なぜだか少しみじめな気分になる。4年間という時間があったはずなのに、思い返すと何もしていない気がしてくる。人は人、自分が後悔していないならいいじゃない。そう思えるほど私は大人になれない。どうしたって人と比べてしまう。自分が、全力で頑張ったと胸を張って言える何かがないから余計に。

 

今は、とりあえず毎日ちゃんと起きて、仕事に行くことが一番の使命だ。熱烈にはまる趣味がなくても、彼氏がいなくても、具体的な将来の理想像がなくても、毎日ちゃんと働いている。何かを生み出してるわけじゃないし、ただの会社の駒だと言ってしまえばそれまでだけど、毎日朝から暗くなる時間まで働いている自分は頑張ってるなと思える。まだ働き始めて1か月も経っていない新入社員のくせして何を、と思われそうだけど、大事なのは実際のところ偉いかどうかではなく、自分を褒めてあげられるかだと思う。私はとりあえず、しばらくは、真面目に働いていれば自分を嫌いにならなくてすみそうで、それが嬉しい。

 

 

さて、おうち時間について。

余計なことを考える暇がない平日に比べて、土日はとても嬉しい反面、さあ何しよう、となる。今この文章を書いているこの時間がまさしくおうち時間。上に書いた文章からもわかるように、最近の私にとっておうち時間とは、深く考えだしたらへこみそうになる余計なことを考えてしまう時間でもある。土日はこれ!といえる趣味でもあればいいんだけど、私はあまり何かにハマることがなくて、なんとなくテレビみたり買い物行ったりしているうちに1日が終わっていて寝る前に自己嫌悪に苛まれるという悪いパターンで休日を終えることが多い。今は引っ越してきたばかりで、この地に友達と呼べる人がほぼいないことも関係している。

話すのは得意じゃないけど食べるのも飲むのも好きだから、外に飲みに行くのも好きなんだけど、コロナのせいでしばらくはそれも大っぴらにはできそうにない。

当面の目標は、休日何してる?と訊かれたときに「私は○○してます!」とはっきり答えられる何かを見つけることかな。

明日からまた2日間仕事だ。頑張る。そしてまた2日間のおうち時間がくる…